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自殺者対策の事業がある一方で、今回の残念な事件。

2017年11月8日

 この原稿を書いている11月上旬には座間市で9人の自殺志願者を誘い出した殺人事件の報道が続いていました。容疑者の27歳の男の犯人像を追うような報道が多いのですが、一方で、自殺志願者をターゲットにした容疑者の急ごしらえのインターネットサイトに若い女性が次々と引っ掛かる事に驚いた方も多いのではないでしょうか。
その後の報道では、被害者が必ずしも自殺志願者ではなかったとも言われていますが、真相は未だ不明です。
 さて、実際に、本当に自殺の衝動が迫っている人が連絡すべきはこのようなサイトであってはいけません。
 昨年度の日本の自殺者数は2万1897人前年度から2128人減で、民主党政権時代に3万人にいた自殺者の対策を開始して以降、7年連続減り続けています。内訳は男性:女性は5:2で、残念ながら事故死者数よりも多く、10万人あたりの自殺者数は19・5人で、世界ワースト6位で、女性ではワースト3位(11.7人) です。
このような自殺防止対策としてボランティアによる24時間365日対応の「いのちの電話」が全国的には有名ですが、東京都では、NPO法人メンタルケア協議会に東京都自殺相談ダイヤルの事業を委託し、臨床心理士や精神保健福祉士による電話相談窓口を平成22年から24時間365日開設しています。主に自殺傾向が出るうつ状態、鬱症状、精神疾患患者も含めて広い間口での相談を受けています。このような対策や事業の有効な活用をしていくべきです。また、このようなしっかりした専門家によるフリーダイヤルがありながら、今回のようなサイトで自殺志願者の誘導をするような犯罪を、防がなくてはいけないと思います。

カテゴリ[医療 ] |   コメント (0)

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